【2023年最新】つみたてNISAおすすめ口座2選&銘柄 初心者でもわかる選び方!
NISA(ニーサ)は、国民の資産形成を後押しする国の税制優遇制度です。株式や投資信託などに投資して得られた利益には税金が約20%かかりますが、NISA口座を利用して得られた利益には税金がかかりません。利益をまるまる得ることができます。投資をしたことがない初心者はつみたてNISAをおすすめします。NISAには種類があり、つみたてNISA・一般NISA・新NISAについては↓の記事を参照してください。
つみたてNISAを始めたいけど、どの銘柄を買ったらいいかわからない。どの証券口座を作って始めたらいいのか判断つかない。始めてみたいけど、わからないことだらけ…「結局は何をわかっていればいいの?」とつみたてNISAを始めようとした初心者が最初の一歩目で挫折してしまうことは多いです。私は4年間つみたてNISAを運用し、利益を得ています。そこで今回つみたてNISAを始める前に覚えてほしい内容を厳選し、わかりやすく解説します。この記事を読めば「どの証券口座が良いのか?」「どの銘柄を選べば良いか?」についてすぐに理解できます。実際に自分が運用し、得た知識と経験を凝縮しました。これからつみたてNISAで資産運用を考えている人は最後まで読み、最初の一歩目を踏み出してください。
この記事の結論
証券口座はネット証券一択!SBI証券か楽天証券
購入銘柄は全米株式または全世界株式インデックス投資信託を購入
毎月一定額のドルコスト平均法で購入
おすめ証券口座
なぜネット証券なのか?
対面型の銀行・証券会社で証券口座開設ではなく、ネット証券口座を選択する理由は3つ。
・銘柄が多い。・ポイントサービスが充実。・最低積立金額が低い。の3つです。
・選べる銘柄が多い。
つみたてNISAで選べる銘柄は210本程度。各金融機関によって扱っている本数は異なります。選べる銘柄が多いメリットは、投資信託の中で運用会社・投資会社・信託会社に支払われる報酬である信託報酬が安い銘柄を探せること。ネット証券では各証券会社ごとに180本程度の扱いです。それに対して対面型の銀行・証券会社では4~20本程度となっています。それに加えて対面型の銀行・証券会社では人件費がネット証券より多く発生するため、取り扱い銘柄は信託報酬が高くなりやすいです。
・ポイントサービスが充実している。
SBI証券や楽天証券では購入時や保有時に各会社ごとにポイントが付与されます。投資をしながら、ポイントが貯まる楽しみも味わえます。貯まったポイントで追加購入もでき、おトク度が高い!
・最低積立金額が低い
対面型では最低積立額は毎月1000円、3000円、5000円などから設定できる金融機関が多いですが、ネット証券では毎月100円から積み立てを開始できるところもあります。100円の少額なら、精神的負担なく始められるでしょう。
ネット証券2選【SBI証券】【楽天証券】のメリット
SBI証券のおすすめポイト
顧客満足度も口座数もNo.1。他のネット証券より頭一つ分先にいます。国内株式の取引手数料も無料と、NISA取引で重要なポイントをしっかりと押さえているのも心強い。SBI証券では投資信託の保有残高に応じて0.1~0.2%のTポイントの付与があります。他の証券会社ではポイントが貯まらない場合も多く、最初に口座開設する場合、今一番おすすめな証券口座。
楽天証券のおすすめポイント
月末時点残高が初めて基準に達した場合10~500ポイント。楽天カードでのキャッスレス決済でポイントが0.5~1.0%付与されます。楽天証券では国内投資信託だけでなく、 海外上場投資信託の買付手数料も無料、また手数料不要のノーロード投資信託も1000本以上揃え、可能な限り無駄な出費を抑えた取引を考えている方におすすめです。もちろん楽天市場などで得たポイントで追加購入可能です。楽天市場などをよく利用される方は楽天証券を選ばれると良いでしょう。
おすすめ購入銘柄と理由
銘柄はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)かeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のどちらかのインデックスファンドをおすすめします。インデックスファンドとは「株価指数」に価格が連動するようい設計され投資信託のこと。株価指数というのは、「日経平均株価」や「ダウ平均株価」に代表される上場企業の株価全体の値動きを表す指標のことです。つまりインデックスファンドは「株価指数に採用されている企業全体」に投資できる投資商品ということになります。
投資信託は、プロの運用会社が投資家から資金を集めて代わりに運用してくれる金融商品のことです。運用会社が選定した『株式や債券などのセット商品』だと思ってください。
インデックスファンドを選べば市場を構成する複数の銘柄に広範な分散投資が可能となります。また投資信託の中でも信託報酬などの運用にかかるコストが低いことがメリットとなります。おすすめの2つの銘柄は運用コストが低く、個人投資家に人気の銘柄となります。アメリカが今後も世界一位の大国であると考える方はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)。他の国がアメリカを超えると可能性があると考えられる方はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を選ばれるとよいでしょう。eMAXIS Slim米国株式とeMAXIS Slim全世界株式については↓の記事を参照してください。
ドルコスト平均法での購入って?
ドルコスト平均法とは「定期的に一定額を投資する方法」です。ドルコスト平均法の主なメリットは、平均購入コストを抑えられる点です。平均購入コストとは、合計の積立金額を口数で割った金額のことです。
例としてある金融商品の毎月の価格が1口あたり100円、150円、80円、200円だったとしましょう。
(1)3か月間ドルコスト平均法で10000円ずつ購入した場合と
(2)それぞれ別の月に40000円分一括購入した場合
(1)ドルコスト平均法で購入した場合
10000円×4÷(100口+66口+125口+50口)=約117円(1口あたり)
合計購入341口
(2)それぞれ別の月に40000円分一括購入した場合
100円の月40000÷100=400口
150円の月40000÷150=266口
80円の月40000÷ 80=500口
200円の月40000÷200=200口
価格が100円と80円の時はドルコスト平均法より多い口数を購入できていますが、150円と200円の時ではドルコスト平均法の方が多く購入できています。価格が上下するタイミングはプロでも完全には予測できません。よって初心者には、ドルコスト平均法購入をおすすめします。ドルコスト平均法を始める前に決めなくてはならないことは、購入期間と(1ヶ月に何回など)、1回の購入金額の2点だけです。購入金額を1度決めたら、原則変更せずそのまま同じように買い続けていきます。
・短期売買には向かない
ドルコスト平均法のデメリットは、短期売買向きではない点です。ドルコスト平均法は、長期的に価格上昇が見込まれる商品を、長期にわたって繰り返し購入し、積み立てていくための投資手法です。すぐに効果が目に見える形で現れるとは限りません。また、平均購入コストを抑えても、売却のタイミングによっては利益を得られないこともあるので、リスクがある可能性も認識しておきましょう。
まとめ
ネット証券で口座を作り、全米か全世界株式をドルコスト平均法で毎月一定額購入していく。2024年から始まる新NISAでも同様の運用方法がおすすめ。最初から大きな金額入れるのではなく、最初は月100~1000円程度から開始。慣れてきたら金額を増やしていく。その方が最初から大きな金額で始めるよりも精神的な負担が少なく楽に始められます。つみたてNISAなどの長期運用を前提とした積立投資は、早く始めるほど時間を味方にして、複利運用の利点を受けやすくなります。迷っている方はまずは全世界株式でつみたてNISAを始めてみてはいかがでしょうか?
※この記事は情報提供を目的としており、投資の最終決定は皆様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。